声を育てる、歌に生かせる。 メアボイストレーニング柏
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低音の魅力を語る… 
10/15
急に秋がきましたね。
体調管理にぴりぴりする季節ではありますが、いろんなお洋服を楽しめる時期でもありますね~♪
先日は今年始めて、レザーのブルゾンに袖を通しました!
さて、今日は低音について語りたいと思っています!
最近は音楽番組を見ていても、声の高い歌手が多くなりましたよね~!
もちろん、前からも、高い声を出せるというのは歌手として必要な技術ではあるのですが…
ここの所、いやいやそれが全てになってしまってないか??と思うことも多いのです。
ボーカルスクールに来る方の7~8割の方が、この「高音」についてなんとかしたい!という思いを抱えています。
・高い音がどうしても出ない
・高い音が小さくなってしまう
・高い音は叫ばないと出ない
・高い音を出そうと頑張って喉を傷めてしまった
メアボーカルスクールでは最初に、声に関するアンケートにご記入いただいていますが、
男女問わずこういった内容で悩んでいる方が多く見受けられます。
特に男性は8~9割りにのぼるのではないでしょうか。

結論から言って、
高い音は訓練さえ積めば、出せるようになります。
しかし、一度変声期を経て声帯が完成してしまうと、訓練にはとても時間がかかることがあります。
それはそれは地味で地道で根気のいる訓練ですが、それを一生懸命、
長い年月をかけて頑張っている生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
さて、ここで今回タイトルにもあります、低い音というものについてもう一度見直していきたいと思います。
先ほども記述しましたように、高い音は、訓練次第で出すことができるものです。
では、低い音はどうでしょうか。
実は、自分が出せる限界の低さというものがあり、
これは個々の持つ声帯のサイズに完全に依存します。
つまり、どんなに訓練しても自分の声帯のサイズがその音に対応できる大きさを持っていなければ、絶対に出せません。
バイオリンで、コントラバスの低い音は絶対に出せないのです。
大きい声帯で高い音を出すには、声帯を細く、張力を上げる(ギターのチューニングと一緒ですね)ことで叶いますが、
小さい声帯をどんなにダルンダルンにゆるめても、それ以上の低さは出てきません。
(もちろん、低音も力みがあると本来持っているサイズを生かせないので、トレーニングが必要です)
低い音というのは、限られた人にしか出せない貴重な音です。
原曲キーにこだわって、貴重な低音を使わずに、苦手な高音で歌うことのもったいなさを感じませんか?
ボイトレではもちろん、声帯のバランスを整えるために裏声や高音のトレーニングをしていきますが、
低い音でいい声がでるのなら、ぜひ歌うときには、カラオケで「♭」のマークを2回、3回、押してみてください。
声を出すことが楽になって、よりテクニックを盛り込みやすくなります。
高音シンガーはとても素敵ですが、そろそろそれ以外の歌手が出てこないかなぁなんて思います(*^^*)
高い音ばかりがかっこいい、すごい、と言われる時代に終りが来ることを、願ってやみません。
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