声を育てる、歌に生かせる。 メアボイストレーニング柏
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すぐ声がかれる…本当は危険な声がれ 【後編】声帯疾患の予防と対策③発声 
05/01
お久しぶりです!
メアボーカルスクールの真帆です^^
世間はGWですが、当スクールはいつもどおり、レッスンをしております。
特に習い始めの生徒さんにとって、一定の間隔で正しい発声感覚を体感することは、とても大事です。
休みが長くなると、
「あれ?前回いいよ!って言われた声、どんな感じで出してたっけ???」
なんてことになりかねないんですね。
メアボーカルスクールが自由予約制を導入していないのはこのためです。
自由予約は一見便利だし、講師側もぼーっとしてればいいので楽ですが、
歌の上達という部分に関して言えば、
他の用事を優先してしまいやすいシステムはちょっと不向きだったりします。
週に1回のペースをおすすめしてるのも、この「感覚を忘れない」ためでもあります。
さて!声の感覚の話になりましたが、今回「声がかれる」シリーズの一応、最終回です~^^
乾燥とたばこについてネチネチお話した、前回の記事はこちら
すぐ声がかれる…本当は危険な声がれ 【後編】声帯疾患の予防と対策②乾燥
【声帯疾患の要因③】 無理な発声
声の出し方なんて、生まれてから教えてもらったことなどないと思います。
普段のしゃべるときに、いい声でしゃべろうなんて思ってないでしょうし、無意識に声を出しています。
おしゃべりしすぎて、声が枯れてしまったなんていう経験がありませんか?
飲みながら大声で話していたわけでもないのにそうなってしまったのなら、
少し声帯に負担をかけやすいしゃべり方をしているかもしれません。
歌っていると、喉周りが疲れてきたりしませんか?
高音で、首に血管が浮き出たり、筋が立ったりしていませんか?
こちらも、同じように歌唱時に声帯に負担をかけている可能性があります。
無理をすれば、当然、咳の時と同じように結節に発展します。
では、以前も出てきましたが、声帯の図を見てみましょう

声帯の正体は、筋肉。
名称や、作用を細かく覚える必要はないかな、と思います。
地声を出すための筋肉と、裏声を出すための筋肉がある、くらいのイメージだけ持っていれば十分です。
なぜなら、発声に関する筋肉は、
自分でがんばろうと思って頑張れる筋肉ではない
からです。
がんばろうと思っているときは、逆に声帯本来の力を邪魔してしまっている時です。
大きい声を出そう!と思って発声したときに、首に血管が出たりするのも、
「大きい声」の出し方が間違っています。
いい発声ができきて、最初に声帯の環境がカチっといい状態になった時、
「えっ!今、そんなつもりなかったのに、すごい大きい声でちゃった!」と驚かれます。
ボイストレーニングでは、この
「頑張ったつもりはないのに」「大きい声になる」という状態を目指していきたいんですね。
そのためには、まず「我慢」がとても大事です。
喉周りに力を入れることで大きい声を出していた方は、
「声帯が本来持つ力」が、「その他の力」に頼りきりで怠けてしまっている可能性があります。
そういった場合、いざ力を抜いてみようとすると、弱々しい声しかでないかもしれませんし、
そもそも力を入れない声…とは??という方もいるかもしれません。
力を抜いた出し方そのものが分からない!
という方は少なくありません。
そういった時に、
いいや、いつもの声のほうが、歌ってる感じがするし!
そのほうが、トレーニングしてる感あるし!
と、声を張り上げてしまっては、いつまでたっても「いい声」は手に入りません。
その力のかかった声で歌ってかっこいいジャンルもたくさんありますが、
声帯本来の力が目覚めている人の声のコントロールは、そうでない人と雲泥の差があります。
力がかかってもちゃんと響きを維持し、かかりっぱなしにならずどこかでしっかり抜くことができる…
歌の上達というのは、声帯のコントロールを自由にしていくことです。
これは息にも言えることで、息も自由に使って表現をしていくんですね。
呼吸法についてはこちらもご覧ください。
歌うとき、腹式呼吸じゃなきゃダメ? 答えはYESで、NO。 【前編】
首に力がかかって前にせり出していないかどうか…
声を出すときにどうしても顎が上がってしまうような力がかかっていないか…
息がつまるような力がかかっていないか…
こういったことを気をつけながら、我慢強く続けていくと、
ある日頑張ってがなっていた音が楽になっていたりします。
よく広告で目にする、
「○分でうまくなる!」は、一部の人にしか当てはまりません。
力をかけない声帯の使い方を、今までの人生の中で偶然していた方にしか当てはまらないんです。
こういった人のように、「歌う」ということに特別な発声を意識しすぎてしまっていただけで、
実際は声帯がしっかりリラックスできる状態の方もいます。
自分がどちらなのか、ここの見極めをしっかりしていくことが、ボイストレーニングの第一歩です。
声を育てるには、忍耐と我慢。
決して楽しいだけではないのですが、多くの生徒さんがついてきて、頑張ってくれています。
いい声が出てきた時は、がんばった分、一緒に大喜びです^^
独学でやっている方も、ぜひ焦らず、自分の声とじっくり向き合ってあげてください。
実は、上手な息の送り方、喉の力のうまい抜き方、これがわかりやすいトレーニングがあります。
早くにいい声を体感することが、一番上達の近道となります。
次回は、この近道となる、大切なトレーニングをご紹介したいと思います^^
メアボーカルスクールの真帆です^^
世間はGWですが、当スクールはいつもどおり、レッスンをしております。
特に習い始めの生徒さんにとって、一定の間隔で正しい発声感覚を体感することは、とても大事です。
休みが長くなると、
「あれ?前回いいよ!って言われた声、どんな感じで出してたっけ???」
なんてことになりかねないんですね。
メアボーカルスクールが自由予約制を導入していないのはこのためです。
自由予約は一見便利だし、講師側もぼーっとしてればいいので楽ですが、
歌の上達という部分に関して言えば、
他の用事を優先してしまいやすいシステムはちょっと不向きだったりします。
週に1回のペースをおすすめしてるのも、この「感覚を忘れない」ためでもあります。
さて!声の感覚の話になりましたが、今回「声がかれる」シリーズの一応、最終回です~^^
乾燥とたばこについてネチネチお話した、前回の記事はこちら
すぐ声がかれる…本当は危険な声がれ 【後編】声帯疾患の予防と対策②乾燥
【声帯疾患の要因③】 無理な発声
声の出し方なんて、生まれてから教えてもらったことなどないと思います。
普段のしゃべるときに、いい声でしゃべろうなんて思ってないでしょうし、無意識に声を出しています。
おしゃべりしすぎて、声が枯れてしまったなんていう経験がありませんか?
飲みながら大声で話していたわけでもないのにそうなってしまったのなら、
少し声帯に負担をかけやすいしゃべり方をしているかもしれません。
歌っていると、喉周りが疲れてきたりしませんか?
高音で、首に血管が浮き出たり、筋が立ったりしていませんか?
こちらも、同じように歌唱時に声帯に負担をかけている可能性があります。
無理をすれば、当然、咳の時と同じように結節に発展します。
では、以前も出てきましたが、声帯の図を見てみましょう

声帯の正体は、筋肉。
名称や、作用を細かく覚える必要はないかな、と思います。
地声を出すための筋肉と、裏声を出すための筋肉がある、くらいのイメージだけ持っていれば十分です。
なぜなら、発声に関する筋肉は、
自分でがんばろうと思って頑張れる筋肉ではない
からです。
がんばろうと思っているときは、逆に声帯本来の力を邪魔してしまっている時です。
大きい声を出そう!と思って発声したときに、首に血管が出たりするのも、
「大きい声」の出し方が間違っています。
いい発声ができきて、最初に声帯の環境がカチっといい状態になった時、
「えっ!今、そんなつもりなかったのに、すごい大きい声でちゃった!」と驚かれます。
ボイストレーニングでは、この
「頑張ったつもりはないのに」「大きい声になる」という状態を目指していきたいんですね。
そのためには、まず「我慢」がとても大事です。
喉周りに力を入れることで大きい声を出していた方は、
「声帯が本来持つ力」が、「その他の力」に頼りきりで怠けてしまっている可能性があります。
そういった場合、いざ力を抜いてみようとすると、弱々しい声しかでないかもしれませんし、
そもそも力を入れない声…とは??という方もいるかもしれません。
力を抜いた出し方そのものが分からない!
という方は少なくありません。
そういった時に、
いいや、いつもの声のほうが、歌ってる感じがするし!
そのほうが、トレーニングしてる感あるし!
と、声を張り上げてしまっては、いつまでたっても「いい声」は手に入りません。
その力のかかった声で歌ってかっこいいジャンルもたくさんありますが、
声帯本来の力が目覚めている人の声のコントロールは、そうでない人と雲泥の差があります。
力がかかってもちゃんと響きを維持し、かかりっぱなしにならずどこかでしっかり抜くことができる…
歌の上達というのは、声帯のコントロールを自由にしていくことです。
これは息にも言えることで、息も自由に使って表現をしていくんですね。
呼吸法についてはこちらもご覧ください。
歌うとき、腹式呼吸じゃなきゃダメ? 答えはYESで、NO。 【前編】
首に力がかかって前にせり出していないかどうか…
声を出すときにどうしても顎が上がってしまうような力がかかっていないか…
息がつまるような力がかかっていないか…
こういったことを気をつけながら、我慢強く続けていくと、
ある日頑張ってがなっていた音が楽になっていたりします。
よく広告で目にする、
「○分でうまくなる!」は、一部の人にしか当てはまりません。
力をかけない声帯の使い方を、今までの人生の中で偶然していた方にしか当てはまらないんです。
こういった人のように、「歌う」ということに特別な発声を意識しすぎてしまっていただけで、
実際は声帯がしっかりリラックスできる状態の方もいます。
自分がどちらなのか、ここの見極めをしっかりしていくことが、ボイストレーニングの第一歩です。
声を育てるには、忍耐と我慢。
決して楽しいだけではないのですが、多くの生徒さんがついてきて、頑張ってくれています。
いい声が出てきた時は、がんばった分、一緒に大喜びです^^
独学でやっている方も、ぜひ焦らず、自分の声とじっくり向き合ってあげてください。
実は、上手な息の送り方、喉の力のうまい抜き方、これがわかりやすいトレーニングがあります。
早くにいい声を体感することが、一番上達の近道となります。
次回は、この近道となる、大切なトレーニングをご紹介したいと思います^^
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