声を育てる、歌に生かせる。 メアボイストレーニング柏
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歌うとき、腹式呼吸じゃなきゃダメ? 答えはYESで、NO。 【後編】 
04/10
もう4月だというのに寒い日が続いていますね・・・!
こんばんは、メアボーカルスクール代表 真帆です^^
先日腹式呼吸についての記事を投稿しましたが、本日はその後編です。
前編はこちら
歌うとき、腹式呼吸じゃなきゃダメ? 答えはYESで、NO。 【前編】
前回は腹式呼吸は「まず吐ききること」が大切だという話をしました。
今日はそこからまたひとつマニアックに掘り下げていきます。
「腹式呼吸でなくてはいけない」
「そんなものは必要ない」
という異なった見解がある「呼吸法」ですが、結論から言ってしまいましょう。
どちらでもいいです。
というよりは、
どちらも使ってかまいません。
もっと言えば、
どちらもコントロールできる必要があります。
実際には、どちらともつかないような呼吸を使うことが多くなります。
腹式呼吸は字面は「腹式」ですが、実際には
腰や背中、肋骨周りなどがリラックスし、
横隔膜までもが自由に動ける状態のことを呼びます。
お腹が前に出ているから、ハイ、腹式です!
というわけではないのです。
横隔膜やその周りが自由になっていなければ、
それは腹式呼吸どころか、胸式以上に息がうまく吸えていない状況です。
ここを勘違いして練習している方がとっっっても多く、
これはなかなか呼吸が楽にならない原因です。
逆に肩が多少上下していても、
他の場所も一緒にリラックスできていれば歌にはまったく問題ありません。
これが、私が「腹式と胸式、どちらともつかないような呼吸」と呼ぶものです。
リラックスして吐ききる、そしてリラックスして吸う、リラックスしっぱなしじゃん!
という感じなんですが、実際まさにそんな感じです。
ただ声を出すときには体で息を支える、というのだけ、意識していきます。
支えるのは声ではなく、「息」です。
その支えを「体幹(たいかん)」などと呼びます。
スポーツなどをされていた方には、なじみがあるかもしれません。
歌にもとっても重要な要素ですので、こちらも後々お話していきたいと思っています^^
さて、ではあまり今まで言及のなかった胸式呼吸ですが、
曲の中であえてパフォーマンスとして、肩で浅く息を吸う場合があります。
歌は表現の世界です。
正直、
ボイストレーニングくそ食らえ!ポリープなんてできてなんぼ!
というジャンルもあるのが現実です。
そういった自由な表現の世界で、呼吸だけ正しくなくてはいけない、なんてことはないんですね。
(声帯の強度に個人差はあれど、もちろん、くそ食らえ!ジャンルのシンガー生命は比較的短命です)
一言添えるような短いフレーズで、ひゅッと胸式呼吸のブレス音が入ったりするととてもかっこいいのです。
なので、腹式呼吸じゃなきゃダメ?という問いには、YESで、NO。
「どちらともつかない自由な、表現力豊かな呼吸」
これが、私が一環して指導している唯一の呼吸法です。
呼吸だけでかなりのレッスン時間を割くような大切な分野です。
「腹式」という字面にだまされず、ぜひ自由な呼吸を習得していってください。
歌がしなやかに、楽になるはずです。
メアボーカルスクール
こんばんは、メアボーカルスクール代表 真帆です^^
先日腹式呼吸についての記事を投稿しましたが、本日はその後編です。
前編はこちら
歌うとき、腹式呼吸じゃなきゃダメ? 答えはYESで、NO。 【前編】
前回は腹式呼吸は「まず吐ききること」が大切だという話をしました。
今日はそこからまたひとつマニアックに掘り下げていきます。
「腹式呼吸でなくてはいけない」
「そんなものは必要ない」
という異なった見解がある「呼吸法」ですが、結論から言ってしまいましょう。
どちらでもいいです。
というよりは、
どちらも使ってかまいません。
もっと言えば、
どちらもコントロールできる必要があります。
実際には、どちらともつかないような呼吸を使うことが多くなります。
腹式呼吸は字面は「腹式」ですが、実際には
腰や背中、肋骨周りなどがリラックスし、
横隔膜までもが自由に動ける状態のことを呼びます。
お腹が前に出ているから、ハイ、腹式です!
というわけではないのです。
横隔膜やその周りが自由になっていなければ、
それは腹式呼吸どころか、胸式以上に息がうまく吸えていない状況です。
ここを勘違いして練習している方がとっっっても多く、
これはなかなか呼吸が楽にならない原因です。
逆に肩が多少上下していても、
他の場所も一緒にリラックスできていれば歌にはまったく問題ありません。
これが、私が「腹式と胸式、どちらともつかないような呼吸」と呼ぶものです。
リラックスして吐ききる、そしてリラックスして吸う、リラックスしっぱなしじゃん!
という感じなんですが、実際まさにそんな感じです。
ただ声を出すときには体で息を支える、というのだけ、意識していきます。
支えるのは声ではなく、「息」です。
その支えを「体幹(たいかん)」などと呼びます。
スポーツなどをされていた方には、なじみがあるかもしれません。
歌にもとっても重要な要素ですので、こちらも後々お話していきたいと思っています^^
さて、ではあまり今まで言及のなかった胸式呼吸ですが、
曲の中であえてパフォーマンスとして、肩で浅く息を吸う場合があります。
歌は表現の世界です。
正直、
ボイストレーニングくそ食らえ!ポリープなんてできてなんぼ!
というジャンルもあるのが現実です。
そういった自由な表現の世界で、呼吸だけ正しくなくてはいけない、なんてことはないんですね。
(声帯の強度に個人差はあれど、もちろん、くそ食らえ!ジャンルのシンガー生命は比較的短命です)
一言添えるような短いフレーズで、ひゅッと胸式呼吸のブレス音が入ったりするととてもかっこいいのです。
なので、腹式呼吸じゃなきゃダメ?という問いには、YESで、NO。
「どちらともつかない自由な、表現力豊かな呼吸」
これが、私が一環して指導している唯一の呼吸法です。
呼吸だけでかなりのレッスン時間を割くような大切な分野です。
「腹式」という字面にだまされず、ぜひ自由な呼吸を習得していってください。
歌がしなやかに、楽になるはずです。
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