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ビジネスに有利!好感をもてる声 3つのポイント  

だんだん夏に近づいてきましたね。
メアボーカルスクール代表の真帆です。

最近はビジネスシーンでもボイストレーニングが注目されていますね。
新聞記事でも取り上げられるようになってきました。

news.gif

(著作権の関係上、写真はぼかしてあります)

ビジネスで声が重要になるシーンとしては、

・プレゼン
・営業
・会議での発言時


など様々なものが考えられます。
いずれも緊張したり、力が入ったりするシーンですが、
「声が小さい」「聞き取りにくい」などと言われたら、余計に自信をなくしてしまうものです。

声の悩みは、なにも歌だけではなく、
メアボーカルスクールにも、仕事に関する「声」の悩み改善を目的としている方も多くいらっしゃいます。

好印象を与える「声」とは、どう手に入れていくのか、そのポイントをここでご紹介いたします。

① 呼吸

よく、歌のレッスンで耳にする「腹式呼吸」。
実は歌だけではないのです。
人はリラックスしているとき、寝ている時、普通に腹式で呼吸をしています。
大きい声を出そう、聞き取りやすい声をだそう、と思うと、つい息を胸いっぱい吸い込もうとして
「胸式呼吸」、浅い呼吸になってしまいがちです。
そうすると、声が弱々しく、フレーズも切れ切れになってしまいます。
そういった状況にならないために、腹式呼吸を意識的に行えるようにトレーニングしていきます。

◆ 練習法 ◆

おへその少し下、丹田と呼ばれるところがあります。
そこをすこし奥に引っ込めながら、息を吐いていきます。
喉は筒だと思ってください。
喉で調節せず、歯と歯を軽く合わせて、スー・・・・・っという音にして吐きます。
これ以上吐けない!というところでストップ。
約一秒息を止めて、丹田をゆるめ、喉をぱっと開いて空気を「迎え入れ」ます。
「吸う」と思いすぎると胸式になってしまいます。
「迎え入れる」くらいのつもりで、軽く空気をいれます。
胸や肩が上に大きく膨れていないか鏡で確認しながら行ってください。
「腹式呼吸」と名前がついていますが、
しゃべり声に使うくらいの呼吸でお腹がぼこっと前大きく動くことはありませんので、
こちらも注意してください。
無理にお腹を出さなきゃ、と思うと余計に吸えなくなってしまいます。
(実は歌でもあまり前に大きくは出てきません)


② 発声・発音

地声が低い方、喉をつめて話をする癖がある方は、
声そのものが聞き取りにくい可能性があります。

生まれてから、こういうふうに声を出してくださいと、誰かに習ったことなどない人がほとんどです。
知らないうちに癖がついてしまうんですね。

ミックスボイスという声があります。
話が長くなるので習得方法など細かい説明は別の機会にしますが、
「地声」と「裏声」が同時に出るような声です。
「楽」で、なおかつ「聞き取りやすい」。
そんなつもりはないのに、「大きい声」に聞こえる。そんな声です。

しゃべり声に喉をつめる癖がある場合、
このミックスボイスの習得にとても時間がかかる方がいます。

すぐには習得できなくても、まずはひとつ改善策として、

・低い音でもちょっと裏声っぽくしゃべる
・いつもより少し高めの音でしゃべる

などを実践してみるといいかもしれません。
人の耳は、低すぎる声は聞き取りにくいものです。

また、発音もとても大切です。

日本語は子音と母音で構成されていますが、
たとえば「よろしくお願いします」を英字表記すると、

Yo Lo Si Ku o Ne Ga i Si Ma Su

となります。
(日本語のら行はRではなく、Lの発音をイメージします)

大文字の部分が子音
小文字の部分が母音です。

日常会話であれば、結構「子音」が流れても成り立ってしまいます。

「よぉしくおねあいしぁす」 を早口で言うと、なんとなく「よろしくお願いします」に聞こえませんか?
そして、こういう話し方をする方、結構多いと感じます。

母音をいくら大切に言っても、言葉は粒だってきません。
子音がしっかり言えていることが、言葉の明瞭さには響いてきます。

母音=発声の良さ・声の良さ
子音=滑舌の良さ・発音の良さ


だと思ってくださいね!


③ 表情

表情は声に出ます。

特に、電話口では顕著です。
好感を持たれる声の持ち主は、電話越しの声でも「口角が上がって明るい表情」であることが分かります。
逆に、だらだらしゃべっていると、肘をついてうなだれて電話を受けているのが目に浮かぶようです。
大事な取引先に、こんな姿を想像されてしまっては、好感どころではないですね…!

常にニコニコ笑う必要はありませんが、
しっかり伝えたいシーンでは、電話でも、対面でも、少し口角を引き上げてみてください
口角の意識が難しい場合は、やはり少しほほえむといいかもしれません。

また、相手の声や、対面であれば、表情から反応を読み取り、
臨機応変に伝え方を変えてみたり、自分の表情を変えてみたりすることも大切です。

相手の話を聞いているときの表情も、チャンスを掴みたいときにはとても重要になりますよね・・・!
ぽかんと口を開けて聞いていませんか?

口角を上げて、頷いたり、目を少し見開いてみたり、逆に細めてみたり…
シーンによって適切な表情があるかと思いますが、
「表情が豊かである」ことで損をすることはまずありません。

レッスンをやっていると、この「表情」が思い通りに動かずに四苦八苦する方がとても多く感じます。
普段は無意識に笑ったりして使っているにもかかわらず、意識的に動かそうと思うと途端に難しくなります。
目を見開く、という事一つに関しても、声と連動させようと思うと混乱しやすいのです。

鏡の前で、顔のいろいろな筋肉を動かしてみてください。
発音の助けにもなりますし、アンチエイジングにもなったり、いいことがたくさんありますよ^^


いかがでしたでしょうか!

ボーカルスクールというと、歌を歌いたい人のものだと思われがちですが、
ビジネスで活かすためのミックスボイス、呼吸法を習得しに来ている方もたくさんいらっしゃいます。

ぜひ、できることから始めてみてくださいね^^

Posted on 2015/05/19 Tue. 18:15 [edit]

category: 声を学ぼう

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発表会のタイトル/MCが決定しました!  

お久しぶりの更新となってしまいました!!

このブログは代表の真帆が書いていますが、
実はこの間、久しぶりに自身のライブがあったのです。

下北沢com.cafe音倉さんというライブハウスで、とても素敵な時間をすごしました。
いつかここでも発表会ができるといいなぁなんて思っております。

さて!
前回お知らせでご案内した発表会ですが、タイトルが決定しました~♪

「MEHR LIVE vol.1」

なんの捻りもありませんね!!!
でも、ただの発表会ではなく、生徒さんはみなさんしっかり曲構成や衣装、トーク内容など考えてくれています。
「ライブ」という言葉のほうがしっくりくると感じて、このタイトルを選びました。

vol.2が同じような形で開催されるのかは未定ですが、
スクール外でみなさんの実力を発揮する場をつくっていく、意気込みを込めて、vol.1です。

そしてこちらも大切な発表^^

発表会のMC(司会)、私がだらだら進めるのかな、どうしようかな、と悩んでおりましたが、

ちゃんとMCが決定いたしました!

自身のバンドでのベーシストとしての活動、また、MCとして幅広く活躍する

「そめやん」

some3.gif

ちょっといかつい感じに見えますが、おもしろお兄さんです^^
最近はGReeeeNのスタッフさんとしても活躍しているようです。

みなさんが歌い終わったあと、次の生徒さんがスタンバイするまでの間を盛り上げてくれます。
お楽しみに♪♪

Posted on 2015/05/16 Sat. 15:23 [edit]

category: お知らせ

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メアボーカルスクール発表会が決定しました♪  

こんにちは!!
すっかり初夏の陽気になってきましたね^^

でもまだ乾燥していますので、もうしばらくは乾燥に注意して喉を大切にしていってくださいね!
(無論、夏もクーラーでの乾燥に注意が必要です^^)


ちょっと前に、教室にて直接ご案内もしたのですが、

メアボーカルスクールライブが開催されます!

nomikaiIMG2.gif


なんと、初、都内ライブハウスを貸しきっての本格的なライブ発表会となります。
リハから、すべて、本当にライブをやるときの流れと一緒です。

こういったことをちょっとずつ勉強していくのも、とても大切なんですね~!
ライブをやってみたいけど、流れがわからなくて不安、
どんな感じか様子を見ながら、ちょっとずつステップアップしたいという方はもちろん、
プロを目指してるわけではないけど、ライブという発表の場がほしい!
という方にも気軽にご参加いただけます^^

◆日程 7/25 (土)
◆場所 Live Garage 秋葉原 秋田犬
◆時間 リハ 15:00~予定
本番時間、終演時間は参加人数によって変動
◆演奏 ギター、ピアノの弾き語り、もしくはオケでの参加
ギターはご持参ください。ピアノはアップライトピアノがあります)
・オケはカラオケ店でCDの形に歌う順番に録音してご持参ください
◆参加費 4000円
保護者様・ご友人の鑑賞はドリンク代500円

◆参加方法 6月末までに教室にて申込用紙と参加費を提出してください。

◆ライブハウス雰囲気
akitainu.gif

木目とブラウンのアップライトピアノが素敵なライブハウスです。


日程も少し先なので、今入会したばかりの方の参加も多くなっています。
今からでも間に合いますので、ぜひご入会、ご参加ください♪

Facebookページはこちら

ライブ後のレッスン内ではそれぞれの担当講師によるフォローレッスンを予定。
普段担当ではない講師からのコメントも踏まえ、次のライブに向けてステップアップしましょう!

Posted on 2015/05/05 Tue. 16:46 [edit]

category: お知らせ

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すぐ声がかれる…本当は危険な声がれ 【後編】声帯疾患の予防と対策③発声  

お久しぶりです!
メアボーカルスクールの真帆です^^

世間はGWですが、当スクールはいつもどおり、レッスンをしております。
特に習い始めの生徒さんにとって、一定の間隔で正しい発声感覚を体感することは、とても大事です。

休みが長くなると、

「あれ?前回いいよ!って言われた声、どんな感じで出してたっけ???」

なんてことになりかねないんですね。
メアボーカルスクールが自由予約制を導入していないのはこのためです。
自由予約は一見便利だし、講師側もぼーっとしてればいいので楽ですが、
歌の上達という部分に関して言えば、
他の用事を優先してしまいやすいシステムはちょっと不向きだったりします。

週に1回のペースをおすすめしてるのも、この「感覚を忘れない」ためでもあります。


さて!声の感覚の話になりましたが、今回「声がかれる」シリーズの一応、最終回です~^^
乾燥とたばこについてネチネチお話した、前回の記事はこちら
すぐ声がかれる…本当は危険な声がれ 【後編】声帯疾患の予防と対策②乾燥


【声帯疾患の要因③】 無理な発声

声の出し方なんて、生まれてから教えてもらったことなどないと思います。
普段のしゃべるときに、いい声でしゃべろうなんて思ってないでしょうし、無意識に声を出しています。

おしゃべりしすぎて、声が枯れてしまったなんていう経験がありませんか?
飲みながら大声で話していたわけでもないのにそうなってしまったのなら、
少し声帯に負担をかけやすいしゃべり方をしているかもしれません。

歌っていると、喉周りが疲れてきたりしませんか?
高音で、首に血管が浮き出たり、筋が立ったりしていませんか?
こちらも、同じように歌唱時に声帯に負担をかけている可能性があります。

無理をすれば、当然、咳の時と同じように結節に発展します。

では、以前も出てきましたが、声帯の図を見てみましょう

seitai.jpg


声帯の正体は、筋肉。
名称や、作用を細かく覚える必要はないかな、と思います。
地声を出すための筋肉と、裏声を出すための筋肉がある、くらいのイメージだけ持っていれば十分です。
なぜなら、発声に関する筋肉は、

自分でがんばろうと思って頑張れる筋肉ではない

からです。

がんばろうと思っているときは、逆に声帯本来の力を邪魔してしまっている時です。

大きい声を出そう!と思って発声したときに、首に血管が出たりするのも、
「大きい声」の出し方が間違っています。

いい発声ができきて、最初に声帯の環境がカチっといい状態になった時、
「えっ!今、そんなつもりなかったのに、すごい大きい声でちゃった!」と驚かれます。

ボイストレーニングでは、この
頑張ったつもりはないのに」「大きい声になる」という状態を目指していきたいんですね。

そのためには、まず「我慢」がとても大事です。

喉周りに力を入れることで大きい声を出していた方は、
「声帯が本来持つ力」が、「その他の力」に頼りきりで怠けてしまっている可能性があります。

そういった場合、いざ力を抜いてみようとすると、弱々しい声しかでないかもしれませんし、
そもそも力を入れない声…とは??という方もいるかもしれません。

力を抜いた出し方そのものが分からない!

という方は少なくありません。

そういった時に、

いいや、いつもの声のほうが、歌ってる感じがするし!
そのほうが、トレーニングしてる感あるし!


と、声を張り上げてしまっては、いつまでたっても「いい声」は手に入りません。

その力のかかった声で歌ってかっこいいジャンルもたくさんありますが、
声帯本来の力が目覚めている人の声のコントロールは、そうでない人と雲泥の差があります。
力がかかってもちゃんと響きを維持し、かかりっぱなしにならずどこかでしっかり抜くことができる…

歌の上達というのは、声帯のコントロールを自由にしていくことです。
これは息にも言えることで、息も自由に使って表現をしていくんですね。
呼吸法についてはこちらもご覧ください。
歌うとき、腹式呼吸じゃなきゃダメ? 答えはYESで、NO。 【前編】


首に力がかかって前にせり出していないかどうか…
声を出すときにどうしても顎が上がってしまうような力がかかっていないか…
息がつまるような力がかかっていないか…

こういったことを気をつけながら、我慢強く続けていくと、
ある日頑張ってがなっていた音が楽になっていたりします。


よく広告で目にする、
「○分でうまくなる!」は、一部の人にしか当てはまりません。


力をかけない声帯の使い方を、今までの人生の中で偶然していた方にしか当てはまらないんです。

こういった人のように、「歌う」ということに特別な発声を意識しすぎてしまっていただけで、
実際は声帯がしっかりリラックスできる状態の方もいます。
自分がどちらなのか、ここの見極めをしっかりしていくことが、ボイストレーニングの第一歩です。


声を育てるには、忍耐と我慢。
決して楽しいだけではないのですが、多くの生徒さんがついてきて、頑張ってくれています。
いい声が出てきた時は、がんばった分、一緒に大喜びです^^

独学でやっている方も、ぜひ焦らず、自分の声とじっくり向き合ってあげてください。



実は、上手な息の送り方、喉の力のうまい抜き方、これがわかりやすいトレーニングがあります。
早くにいい声を体感することが、一番上達の近道となります。

次回は、この近道となる、大切なトレーニングをご紹介したいと思います^^

Posted on 2015/05/01 Fri. 22:54 [edit]

category: 声を学ぼう

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