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洋楽に挑戦するメリット  


だいぶ春らしい季節になってきましたね。
メアボーカルスクールがある柏もすでに桜が散って、気持ちのいい気候が続いています…^^

ただし、花粉さえ、いなければ…

という方も、多いかもしれませんね^^


さて、今日は課題曲についてお話したいと思います。
メアボーカルスクールに通っている生徒様も、他のスクールでレッスンを受けている方も、
メインの発声練習の他に課題曲というものを決めて、曲で声を生かしていく練習をしていると思います。

今回おすすめするのはずばり、洋楽です!

先生によって方針は星の数ほどあるかと思いますが、
はじめから洋楽だと構えてしまう方が多いので、レッスンではなれてきた頃にご紹介しています。
多くの日本人が苦手とする、「滑舌」と「リズム」の上達にとても有効なので、ぜひ試してみてくださいね。


 洋楽のメリット① 母音子音の発音が向上、滑舌が良くなる


洋楽というのは、声は母音、言葉は子音によって生まれているというのを、とてもよく意識することできます。
メアのHPの「滑舌」でも触れていますが、日本語のローマ字を見てみると、子音の後には必ず「母音」がセットになります。
実際発音するときには子音だけになるものもあるのですが、母音と子音が別々であるということを、小学校で教えてもらった人はいないと思います。
それくらい、日本語は曖昧な発音でなんとかなっている言語なのです。

歌詞でよく出てくる「愛してる」というフレーズで、「あいしてる」の「し」の音は、子音「Sh」のみで構成されます。
しかし歌になると、メロディを正しく歌おうと意識するあまり、途端に「Shi」と発音してしまうケースが多くあります。
子音だけでいいところに母音を入れてしまうことで、歌いにくくなり、
聞き手からすると、なんだか感情のこもっていない、機械的な歌い方に聞こえてしまったりします。

英語には、この「子音だけ」の発音がものすごくたくさんあります!
また、日本語より子音と母音の数が多いのも、英語の特徴です。
口の中を自由にコントロールすることは、歌の上達に大変重要なので、英語の発音が苦手、という方ほど、
じっくり練習することで確実にレベルアップが期待できます。


★OPEN ARMS / Journey



まずはボイトレの基本となるロングトーンのイメージを掴むのに、とても有効な曲です。
歌詞のはまり方もそんなに早くないので、英語が苦手な方でもしっかりと発音の練習ができます。
ハードロックバンドのバラード然とした、ゆったりとした三拍子の曲ですね^^
日本語の曲を歌っているとなんとなく流れてしまいがちなグルーブを、英語で歌うことでしっかりと体感できます。



 洋楽のメリット② リズムグルーヴ感が良くなる


英語には「音節」というものがあり、単語の中にもリズムがあります。
短い単語同士がつながることで生まれるリズム、長い単語の中でもこの音節でリズムが生まれます。
メロディの抑揚は、この音節に沿うように作られていることがほとんどです。
日本語にも言葉にイントネーションが存在しますが、単語のもつ抑揚とメロディの抑揚が別のところにあることが多く、
実は歌としては難易度が高かったりします。

★Overjoyed /Stevie Wonder



言わずとしれた名曲ですね^^
短い単語が伸びたり、メロディに対して単語がおもしろいハマり方をしている曲です。
この曲を通して、単語のもつリズムを感じてみてください。
また、スティービー・ワンダーのもったりとした発音をコピーすることで、舌のコントロールをより深めていくことができます。
歌は個性が大切ですが、インプットなくしてアウトプットは生まれません。
ぜひ、「完コピ」を目指して練習してみてください。


 洋楽のメリット③ 音程が正確になる


音程とリズムは密接に関わっています。
正しい音が出せても、正しいタイミングで出せなければそれは「音を外した」と同じことです。
どのようなリズムでどのように音が変化しているのか一音一音を正確に聞き取ることが、音程の向上につながります。
耳のトレーニングにも近いですね。
自分の声を自分の耳で、いかに正確に判断、コントロールできるかで歌のうまさは確実に左右されます。

★End Of The Road / Boyz Ⅱ Men



最後にご紹介するのは、三連符で、なおかつフェイクの多い、難易度高めの曲です。
うっかりするとゆったり四拍子でリズムを感じてしまいそうになりますが、タ、タ、タ、という三つのリズムが繰り返されています。
一聴して自由になんのルールもなくメロディや語尾を動かしているように聞こえるかもしれません。
しかしこの三連を意識すると途端に、リズムにすべてかなっているんだということがわかります。
(それでも、もたり、はしりを多様して、うねりがでるようかなり崩されています)

こちらもぜひ、まったく一緒でなくてもいいのでコピーに挑戦してみてください。

リズム感、音感強化の最終段階として、少しむずかしいのですが挑戦してみると、
いままで今ひとつカッコがつかなかったEXILEなど日本語のリズムソングが、ぐっと洗練されたものになります。
もちろん、リズムを練習した効果はポップスやロックにも現れます。


いかがでしたでしょうか^^
最後のEnd Of The Roadは、生徒さんがどうしてもやってみたい!ともってきてくれた曲で、
これが想像以上の上達に繋がりました。

ボイトレというのは、生きてきた年数分使ってきた声帯のクセを、短い期間で歌に適した使い方へ修正していくことです。
20年なら20年分のクセを、30年なら30年分のクセを修正していきます。
人生において偶然良い声帯の使い方をしてきた方をのぞいて、地道な道のりは数年に至ることがほとんどです。
いつもと違う言語をつかうことで、少しだけそのクセが出にくくなる近道になります。

英語は苦手だからちょっと…と避けていた方は、ぜひ挑戦してみてくださいね^^
当スクールにお問い合わせいただければ、英語の曲に強い講師をご紹介いたします。

Posted on 2018/03/30 Fri. 16:21 [edit]

category: 声を学ぼう

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低音の魅力を語る…  


急に秋がきましたね。
体調管理にぴりぴりする季節ではありますが、いろんなお洋服を楽しめる時期でもありますね~♪
先日は今年始めて、レザーのブルゾンに袖を通しました!

さて、今日は低音について語りたいと思っています!
最近は音楽番組を見ていても、声の高い歌手が多くなりましたよね~!
もちろん、前からも、高い声を出せるというのは歌手として必要な技術ではあるのですが…
ここの所、いやいやそれが全てになってしまってないか??と思うことも多いのです。

ボーカルスクールに来る方の7~8割の方が、この「高音」についてなんとかしたい!という思いを抱えています。

・高い音がどうしても出ない
・高い音が小さくなってしまう
・高い音は叫ばないと出ない
・高い音を出そうと頑張って喉を傷めてしまった

メアボーカルスクールでは最初に、声に関するアンケートにご記入いただいていますが、
男女問わずこういった内容で悩んでいる方が多く見受けられます。
特に男性は8~9割りにのぼるのではないでしょうか。

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結論から言って、
高い音は訓練さえ積めば、出せるようになります。
しかし、一度変声期を経て声帯が完成してしまうと、訓練にはとても時間がかかることがあります。
それはそれは地味で地道で根気のいる訓練ですが、それを一生懸命、
長い年月をかけて頑張っている生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

さて、ここで今回タイトルにもあります、低い音というものについてもう一度見直していきたいと思います。

先ほども記述しましたように、高い音は、訓練次第で出すことができるものです。
では、低い音はどうでしょうか。

実は、自分が出せる限界の低さというものがあり、
これは個々の持つ声帯のサイズに完全に依存します。

つまり、どんなに訓練しても自分の声帯のサイズがその音に対応できる大きさを持っていなければ、絶対に出せません。
バイオリンで、コントラバスの低い音は絶対に出せないのです。
大きい声帯で高い音を出すには、声帯を細く、張力を上げる(ギターのチューニングと一緒ですね)ことで叶いますが、
小さい声帯をどんなにダルンダルンにゆるめても、それ以上の低さは出てきません。
(もちろん、低音も力みがあると本来持っているサイズを生かせないので、トレーニングが必要です)

低い音というのは、限られた人にしか出せない貴重な音です。
原曲キーにこだわって、貴重な低音を使わずに、苦手な高音で歌うことのもったいなさを感じませんか?

ボイトレではもちろん、声帯のバランスを整えるために裏声や高音のトレーニングをしていきますが、
低い音でいい声がでるのなら、ぜひ歌うときには、カラオケで「♭」のマークを2回、3回、押してみてください。
声を出すことが楽になって、よりテクニックを盛り込みやすくなります。

高音シンガーはとても素敵ですが、そろそろそれ以外の歌手が出てこないかなぁなんて思います(*^^*)
高い音ばかりがかっこいい、すごい、と言われる時代に終りが来ることを、願ってやみません。

Posted on 2016/10/15 Sat. 17:31 [edit]

category: 声を学ぼう

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「歌」「声を出すこと」が、体と心に与えるもの  

こんにちは!メアボーカルスクールの真帆です。
発表会が近づいてきて、ドキドキしております。

今日は「声を学ぼう」と分類しようかどうか悩んだ項目ではあるのですが…


 ▶ 声を出してストレス発散!という人が増えている


毎日忙しく仕事や学校に追われていて、ストレスがたまってしまって、
カラオケで声を出すとスッキリ!という方は少なくないと思います。

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うちのスクールにも、「カラオケでストレス発散することが多いので、もっと気持ち良く歌いたい」
という動機で始める方がとても多い印象です。

学校や仕事って、「気に入らない環境だから」「嫌な人がいるから」で、簡単にやめられなかったりしますよね。
最近はひとりカラオケ、略してヒトカラがかなり主流になってきて、
誰にも気を使わずにカラオケボックスで気持ち良く歌う事が、ストレス発散に効果的だったりします。
ヒトカラ経験者は、スクールの生徒さんの60%を越えます。
カラオケの役割りも、「飲み会の後の二次会」といったものから変わってきているのかもしれないですね^^

そんな中、ボイストレーナーの仕事をやってきて、「歌うこと」の役割について、
ここ最近気づいた事があります。


「うちの子は学校に行けていないけれど、歌が好きだから、その気持ちを生かしてあげたくて」

「仕事をやめてひここもってしまった家族がいるけれど、部屋から歌う声が聴こえる。
 だから、歌を勧めようと思って」

「私はうつの症状があって、でも好きなことなら少しずつ頑張れそうだから」

そんなふうに感じて体験レッスンに来る方が、最近とても増えています。
ボイトレが身近なものになったからかもしれませんね^^

そして、そういった生徒さんを多く迎え入れて、
「歌を楽しむ」ということが、こんなに心の健康に効果的なのかと、改めて驚いています。

今日は、私が感じた、または生徒さんから聞いた、
ボイストレーニングで歌を楽しんで得られた嬉しい効果をいくつかご紹介します。


 ▶ ただ声を出すということ


ただ声を出して笑うだけで、30%免疫力がUPするなんていいます。
声を出して笑うときに使っているお腹の筋肉は、歌うとき、声を出すときにも使っています。
しかし日常の中で、大きな声を出す機会なんてそうそうないですよね。

それでなくても、自信を失ってしまった時、心が沈んでしまっている時というのは、
知らず知らずのうちに口は小さくなり、ぼそぼそとしたしゃべり方になってしまうものです。

じゃあカラオケにでも、と思っても、
私も「おこもり体質」なので体感するのですが・・・
こもりがちな時ほど誰かを誘ったりしにくいものですし、ましてや一人カラオケなんて!!
…余計に行きづらかったりします。

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まだまだハードルが高い?ひとりカラオケ…


ボイストレーニングに通い始めると、声を出す機会が自然と週に一回、やってきます。
定期的にお腹から声を出す、ということが、気持ちを上向きにしてくれるようです。

先日ディズニーシーでタワーオブテラーに乗ってギャーギャー叫んできましたが、
恐怖の割に降りたあとスッキリするのは、こういう理由があるのかもしれないですね・・・!(もう二度と乗りません)



 ▶ 小さな目標をひとつずつこなしていく


仕事や学校がうまくいかないとき、やりがいを感じられずに、どんどん気持ちも下降気味になってしまったりします。
誰もが感じることかもしれませんが、心身が弱っている時に繰り返し失敗があったりすると、参ってきますよね。

そんな状況でついつい無気力になってしまっていても、好きなことからでいいので、小さな目標をこなしていくと、
少しずつやる気を取り戻すことができるのだそうです。

脳に「達成感」「充実感」といった栄養をあげるん感じですね。
最近出てきた言葉で、「新型うつ病」がありますが、
こちらにもこの「小さな目標」「それの達成」が効果的だと言われています。

ボイストレーニングでは、
「まずは呼吸が自由になるように」
「次はリップロールが自在にあやつれるように」
「響きの位置を体感できるように」
「滑舌よく歌うために母音と子音を意識できるように」

など、小さな目標を少しずつ立てて、徐々にステップアップしていくのが基本です。
この「ボイストレーニングのステップアップ」が、「目標設定と達成」にピタっとはまるんですね。

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マイペースに少しずつステップアップできるマンツーマンレッスンのあるスクールがオススメ


歌が上達するとともに、脳にもたくさん「達成感」の栄養が行く仕組みですね。
こう書くと、とても魅力的な感じがしますね(笑)
もちろん、ボイストレーナーは「いい声を育てよう」と思ってやっているに過ぎないのですが、
心が疲れている方にとっては、ただ「声がよくなる」以外の効果も期待できるかもしれません。



 ▶ 家族でも友達でも病院の先生でもない、
   講師という身近な他人と週に1回、好きな音楽の話ができること



自分の夢だとか、目標だとか、真剣に悩んでいることとか、
最後に本音で話したのは、いつでしょうか。

大人になるとなかなか、転勤や進学で友人と生きるフィールドが変わってしまったり、
いつしか、「本音で語るなんてなんか恥ずかしい」と思ってしまいがちです。

Facebookなんかを見ていると、ハッピーなことがらしか載せてはいけないような、
自分の心の中にある不安を声に出してはいけないような、そんな気がする人も少なくないかもしれません。

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親しいからこそ、しにくい相談があったり…


ボーカルスクールの講師は、友達でも、学校の先生でも、職場の上司でも、家族でもありません。
また、病院のカウンセラーや先生でもありません。
いい意味で、「身近な他人」です。
上で上げたふたつの効果に加えて、「どう思われるかな」など深考えずに、
気軽に相談できるという方も多いようです。

歌がうまくなったらやりたいこと
声がよく出るようになったらやってみたこと
就職した友達にはちょっといいにくい、音楽活動の悩みごと
好きなアーティストの歌詞をとことん追求して歌ったり
講師に芸能の現場の話を聞いたり

今心につかえていること、今一番語りたいことを、話せます。
自分の考えや思っていることを誰かに話すというのは、結構心の健康の助けになるんですよね。
(ボーカルスクールですが、時々ちょこっと進路相談や、恋愛相談をされる生徒さんもいらっしゃいます^^
その時の状況をドラマに脚色して歌詞にすると、気持ちが整理されたりします。)

また、歌を習いたい、音楽活動をしたい、プロを目指したい、といったことを、
友達や周りの大人達にこういった話をすると、もしかしたら、
「そんな夢みたいな話してないで、勉強したほうがいい」
「バカ言ってないで就職しなさい」
と一蹴されたり、笑われてしまうこともあるかもしれません。

ボーカルスクールでは、ちょっとこっ恥ずかしいような、夢の話を一緒にたくさんできるのが、
スッキリした気分にしてくれるのかもしれませんね^^

自分の夢と向き合い、ひとつずつ目標をこなし、いい声を出しているうちに、
前向きにとらえられるようになってきた、学校に行けるようになったという声をいただくと、嬉しくなります。

また、逆に、講師と相談してレッスンしていくうちに、
「気持ちが晴れて気づいたけど、やりたいこと、他にあったわ!」と、さっと退会なさるかたもいらっしゃいます(笑)

これもまた、寂しいですが、嬉しい結果です。

「先生、毎日音楽活動に仕事に恋愛に悩むことばかりで、なかなか人に言えないけど、
こにくるとなんでも相談できて、私はこれでいいんだって思えて、いつもスッキリします」

と、嬉しそうに言ってくれた生徒さんがいらっしゃいます。
「歌の上達」だけじゃなく、「毎日を楽しむこと」もサポートできているのなら、
恐縮ながら、また、微力ながら、嬉しく思います。

最近元気が出ないな、やる気が出ないな、といった方は、
お近くのボーカルスクールで元気にボイトレ、ぜひ試してみてはいかがでしょうか^^

Posted on 2015/06/24 Wed. 23:14 [edit]

category: 声を学ぼう

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プロの歌手もやっている 【声を育てる万能トレーニング】  

お久しぶりです。
メアボーカルスクール代表の真帆です。

梅雨入りしたそうですね。
じめじめ湿気っていて不快感の拭えない季節ですが、声帯には嬉しい環境です。
この時期は乾燥しなくていいんですね~^^

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ピアノの鍵盤はちょっとベタベタしますね…


でもクーラーなどで除湿するとかえって乾燥したり、
夏風邪をひいてしまうと長引きますので、
声を仕事にしている人にとっては油断できない季節に代わりはありませんね><


さて、「次回は声のトレーニングを…」なんていう記事を書いてからだいぶたってしまいました。
間にお知らせ記事や、新聞コラムからの引用などを挟んで、
「もうそんな事いってたの忘れたよ!」って感じかもしれませんが…

今日ご紹介するのは、プロで活躍している歌手、声優さん、
舞台俳優さんなどの多くが取り入れている、かなり使える「万能トレーニング」です。

どこがどう万能か、興味がありましたら、読んでいってくださいね^^

この万能トレーニング、


リップロール


といいます。
名前だけなら聞いたことある方もいるかもしれません。

名前は知らないけど、動画を見たらなるほど納得、これか!という方が多いと思います。
Google大先生にお伺いすればたくさん動画がでてきますので、
あえて私の間抜けな動画を載せる事はいたしません!!!

リップロール

どうでしょう。
これなら知ってる、できる!という方も多いと思います。

しかしこれ、侮る無かれです。

歌に必要な3つの大切な要素を、一度に鍛えられる万能トレーニングなのです。


▶▶ 1. 顔周りが力まず、自由であること


リップロールがぶるぶるぶる…とできている時は、口のまわり、表情筋が自由であるときです。
もちろん、リップロールをするために口まわりは少し力が入っていますが、
顔の周りに無駄な力が入ってしまうとピタっと止まってしまいます。



▶▶ 2. 声帯、喉が最低限リラックスできている


こちらも、ちゃんとリップロールが続いている状態なら、喉周りの筋肉がリラックスできている状態です。
少し力が入っていても、ブルブル自体はできる場合もあります。
その場合、リップロールに乗る声も少し固くなりますので、ボイストレーナーにしっかり聞き分けをしてもらいます。
普段から喉に筋が出るほど力を込めて発声する方だと、
リップロールができたとしても「音が小さい」「ほとんど息」なんて事もあります。



▶▶ 3. 息の量が絶妙である


声は、いきが多すぎても少なすぎても「きらびやかな」音にはなりません。
リップロールができているとき、息の量はその上限下限を越えることはありません。
しかし、音の高さによってよりバランスのいい息の量をコントロールしていくために、
こちらも耳でしっかり判断していく必要があります。


上記の3つに関連して、カラオケやライブの前後にリップロールを行う事で、
声帯の準備運動、整理運動にもなります。
多くのボーカルスクールでは、この準備運動としてのみ紹介するケースもあるようですが、
私のレッスンでは結構しっかりとリップロールに取り組んでいきます。


さて、このリップロール、ただがむしゃらにブルブルしていればいいわけではありません。
効果をしっかり出すためには、トレーニングの仕方もとても重要になってきます。

全く出来ない方は、口の横にかるく指を添えてみてください。
少しブルブルしやすくなると思います。

少しコツをつかんだら、下の順番でステップアップしてみてください。


 リップロールで声のコントロール


① 短く切りながら、リップロールが狙ったタイミングで始められるようにする
     ↓
②長く続くようにする
     ↓
③長いリップロールの中で、少しだけ音を動かせるようにする
 (いきなりあまり遠い音に跳躍する必要はありませんので、音を正確に。ピアノでいう全音の幅くらいを目安に)
     ↓
④同じ要領で、遠い音まで跳躍できるようにする
 (こちらも、ピアノなどで音を正確に取るようにしていきましょう)
     ↓
⑤簡単なメロディをリップロールでなぞれるようにする
 (童謡など簡単なものからでいいので、トライしてみましょう。だんだん、普段歌う曲にも応用)


今回は万能トレーニング、リップロールを単体でご紹介しました。
実際ボイトレの中では、このリップロールから「あ」などの母音につなげる事によって、
リップロールではない発声の時にも、最初に紹介した3つの要素が満たせるようにトレーニングしていきます。

どうしてもできなかった方は、様々な原因が考えられます。
お風呂などリラックスできている時にやってみると、意外とできちゃった、という方もいらっしゃいます。
諦めずに続けて、どうしても行き詰まってしまったら、ぜひお近くのボーカルスクールにご相談ください^^

Posted on 2015/06/13 Sat. 15:46 [edit]

category: 声を学ぼう

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ビジネスに有利!好感をもてる声 3つのポイント  

だんだん夏に近づいてきましたね。
メアボーカルスクール代表の真帆です。

最近はビジネスシーンでもボイストレーニングが注目されていますね。
新聞記事でも取り上げられるようになってきました。

news.gif

(著作権の関係上、写真はぼかしてあります)

ビジネスで声が重要になるシーンとしては、

・プレゼン
・営業
・会議での発言時


など様々なものが考えられます。
いずれも緊張したり、力が入ったりするシーンですが、
「声が小さい」「聞き取りにくい」などと言われたら、余計に自信をなくしてしまうものです。

声の悩みは、なにも歌だけではなく、
メアボーカルスクールにも、仕事に関する「声」の悩み改善を目的としている方も多くいらっしゃいます。

好印象を与える「声」とは、どう手に入れていくのか、そのポイントをここでご紹介いたします。

① 呼吸

よく、歌のレッスンで耳にする「腹式呼吸」。
実は歌だけではないのです。
人はリラックスしているとき、寝ている時、普通に腹式で呼吸をしています。
大きい声を出そう、聞き取りやすい声をだそう、と思うと、つい息を胸いっぱい吸い込もうとして
「胸式呼吸」、浅い呼吸になってしまいがちです。
そうすると、声が弱々しく、フレーズも切れ切れになってしまいます。
そういった状況にならないために、腹式呼吸を意識的に行えるようにトレーニングしていきます。

◆ 練習法 ◆

おへその少し下、丹田と呼ばれるところがあります。
そこをすこし奥に引っ込めながら、息を吐いていきます。
喉は筒だと思ってください。
喉で調節せず、歯と歯を軽く合わせて、スー・・・・・っという音にして吐きます。
これ以上吐けない!というところでストップ。
約一秒息を止めて、丹田をゆるめ、喉をぱっと開いて空気を「迎え入れ」ます。
「吸う」と思いすぎると胸式になってしまいます。
「迎え入れる」くらいのつもりで、軽く空気をいれます。
胸や肩が上に大きく膨れていないか鏡で確認しながら行ってください。
「腹式呼吸」と名前がついていますが、
しゃべり声に使うくらいの呼吸でお腹がぼこっと前大きく動くことはありませんので、
こちらも注意してください。
無理にお腹を出さなきゃ、と思うと余計に吸えなくなってしまいます。
(実は歌でもあまり前に大きくは出てきません)


② 発声・発音

地声が低い方、喉をつめて話をする癖がある方は、
声そのものが聞き取りにくい可能性があります。

生まれてから、こういうふうに声を出してくださいと、誰かに習ったことなどない人がほとんどです。
知らないうちに癖がついてしまうんですね。

ミックスボイスという声があります。
話が長くなるので習得方法など細かい説明は別の機会にしますが、
「地声」と「裏声」が同時に出るような声です。
「楽」で、なおかつ「聞き取りやすい」。
そんなつもりはないのに、「大きい声」に聞こえる。そんな声です。

しゃべり声に喉をつめる癖がある場合、
このミックスボイスの習得にとても時間がかかる方がいます。

すぐには習得できなくても、まずはひとつ改善策として、

・低い音でもちょっと裏声っぽくしゃべる
・いつもより少し高めの音でしゃべる

などを実践してみるといいかもしれません。
人の耳は、低すぎる声は聞き取りにくいものです。

また、発音もとても大切です。

日本語は子音と母音で構成されていますが、
たとえば「よろしくお願いします」を英字表記すると、

Yo Lo Si Ku o Ne Ga i Si Ma Su

となります。
(日本語のら行はRではなく、Lの発音をイメージします)

大文字の部分が子音
小文字の部分が母音です。

日常会話であれば、結構「子音」が流れても成り立ってしまいます。

「よぉしくおねあいしぁす」 を早口で言うと、なんとなく「よろしくお願いします」に聞こえませんか?
そして、こういう話し方をする方、結構多いと感じます。

母音をいくら大切に言っても、言葉は粒だってきません。
子音がしっかり言えていることが、言葉の明瞭さには響いてきます。

母音=発声の良さ・声の良さ
子音=滑舌の良さ・発音の良さ


だと思ってくださいね!


③ 表情

表情は声に出ます。

特に、電話口では顕著です。
好感を持たれる声の持ち主は、電話越しの声でも「口角が上がって明るい表情」であることが分かります。
逆に、だらだらしゃべっていると、肘をついてうなだれて電話を受けているのが目に浮かぶようです。
大事な取引先に、こんな姿を想像されてしまっては、好感どころではないですね…!

常にニコニコ笑う必要はありませんが、
しっかり伝えたいシーンでは、電話でも、対面でも、少し口角を引き上げてみてください
口角の意識が難しい場合は、やはり少しほほえむといいかもしれません。

また、相手の声や、対面であれば、表情から反応を読み取り、
臨機応変に伝え方を変えてみたり、自分の表情を変えてみたりすることも大切です。

相手の話を聞いているときの表情も、チャンスを掴みたいときにはとても重要になりますよね・・・!
ぽかんと口を開けて聞いていませんか?

口角を上げて、頷いたり、目を少し見開いてみたり、逆に細めてみたり…
シーンによって適切な表情があるかと思いますが、
「表情が豊かである」ことで損をすることはまずありません。

レッスンをやっていると、この「表情」が思い通りに動かずに四苦八苦する方がとても多く感じます。
普段は無意識に笑ったりして使っているにもかかわらず、意識的に動かそうと思うと途端に難しくなります。
目を見開く、という事一つに関しても、声と連動させようと思うと混乱しやすいのです。

鏡の前で、顔のいろいろな筋肉を動かしてみてください。
発音の助けにもなりますし、アンチエイジングにもなったり、いいことがたくさんありますよ^^


いかがでしたでしょうか!

ボーカルスクールというと、歌を歌いたい人のものだと思われがちですが、
ビジネスで活かすためのミックスボイス、呼吸法を習得しに来ている方もたくさんいらっしゃいます。

ぜひ、できることから始めてみてくださいね^^

Posted on 2015/05/19 Tue. 18:15 [edit]

category: 声を学ぼう

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