声を育てる、歌に生かせる。 メアボイストレーニング柏
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花粉症とボイトレ 
04/05
大寒波があったと思ったら突然20℃近い小春日和があったりして、天気の移り変わりが激しい季節です。
この時期になると花粉症の生徒様がボックスティッシュを抱えて来校されるようになります…!

中には喉の症状を訴える方もいます。
声帯は気道の先にありますから、花粉アレルギーがある方が声帯に炎症を感じるのは当然といえば当然です。
抗ヒスタミン薬を服薬するのが一番ですが、加湿も炎症緩和には効果的です。
加湿器はもちろん、声帯を直接潤すことができる吸入器は、声帯結節などの治療予防だけでなく花粉症の方にもおすすめします。
喉まわりが乾燥してしまうと余計に刺激を受けやすくなってしまうためです。
うがいよりもずっと奥へ届きますので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
・ オムロン吸入器
・ A&D (私はこの旧型を使っています)
・ Panasonic
他にもいろいろあります。
個人的には、温かくて細かい蒸気が出るものがオススメ。
でもやっぱり頑張りすぎずに…
鼻も通らない、炎症状態の声帯で頑張って、うまくいっているのか、これであっているのか…悩んでしまう方も少なくありません。
あまり「どんな声が出ているか」「響きはいいかどうか」を意識しても感覚をつかみにくい時期ですので、
「楽に出せているか」「表情はちゃんと動いているか」など注目ポイントを変えてトレーニングしてみましょう。
発声練習の中でも、ま行やな行など鼻にかかりやすい子音は避けてもいいかもしれません。
自分の感覚を大事にし、講師と相談しながらぜひ、花粉の季節も楽しくトレーニングしてくださいね。
メアボイストレーニング柏
無料体験レッスン実施中♪
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一部講師でオンライン体験も対応しますのでご相談ください。
よく広告で見る「30分で上手くなる!」は本当? 
12/03
一時は落ち着いていたコロナ感染も、また増えてきてしまいましたね…!
秋頃には発表会をやりたかったのですが、まだまだ難しい状況が続いています。
さて、今回はネット広告でよく見る
「30分で上手くなる無料体験」
「驚くほど上手くなる体験レッスン」
などのキャッチコピーについて、内部の人間であるボイストレーナーから本音をお話したいと思います。
「30分でうまくなる」はさすがに嘘?

結論から言えば、嘘ではありません。
というより、わずかに嘘ではない場合が存在します。
それはいったいどういった場合かというと、
普段使っている声が偶然「理想的な出し方」に近く、声の向上のための時間があまり必要ない生徒様の場合です。
また同じように、リズムや音感といった歌に必要不可欠な感覚も大きく苦手としない方であれば、少しのアドバイスで大きな伸びを実感できることがあります。
こういったケースにおいては、呼吸の使い方といった基礎を少しと、滑舌、声の抑揚など歌の「飾り」の部分を強化することで、短時間で上達を望めることがあります。
短時間で驚くほど上手くなるのはほんのわずかなケースだけ
ボイトレというと、まるでこれだ!という出し方の正解を教えるようなニュアンスで語られることが多いのですが、
どちらかというと生きてきた年数で声帯やそのまわりについてしまったあらゆる「癖」を抜いていくステップが大切になります。
出し方や表現も同時に始めますが、生徒様が「ピンとくる」表情になってくるのはこの「癖を抜いていく」が上手くいき始めてからです。
ですので、生まれてからいままでどんな声を出してきたかでスタートが変わると思ってみてください。
ペンの持ち方や足組みなどの他の癖と同じように、
生きてきた年数が長いほど癖は抜けにくくなります。
また、歌が好きだったり音楽がお仕事で「自己流」で歌う時間が長い方ほど効果が出るのに時間かかる場合があります。
短時間で上手く聞こえるようリズムで繕ったり声帯を頑張らせることはできるかもしれませんが、声を壊しやすく、長く歌を楽しみたい方には不向きです。
癖はぜったい取り除くべき?
それでは「癖」とは絶対に抜かなくてはいけない悪いものなのか…というとこれも一概にそうとは言えません。
絵画の修復ではどこまで綺麗にしていいものか、その程度が大切になると聞きます。
歌声も似たような部分があり、「癖」は取り除けばOKというわけではなく、その人が作ってきた「個性」と紙一重なのです。
癖のないニュートラルな声を知ったあとは、
声帯への負担を最小限にしながら個性をちゃんと乗せていけるようにするのが理想的だと思っています。
講師によってレッスンの進め方はまちまちです。
それでも共通して目指すところはこの「ニュートラル」と「癖を生かす」の絶妙なバランスです。
癖と向き合うのは正直地味で地道なトレーニングの積み重ねです。
ボイトレとは本来そういう性質のものなので、ジムに通うような気持ちで、ぜひご自身の声と向き合ってみてくださいね。
【ボイトレの疑問】家での練習ってなにやればいい? 
09/23
暑さも和らいで風が涼しくなってきました。
メアボーカルスクールは今年こそ忘年会を実施できないか、状況を見極めております…
生徒様同士がほとんどすれ違わない完全プライベートレッスンなので、イベンドで交流の機会を取り戻していきたいです!
さて今回は、始めたばかりの生徒様によく聞かれる質問にお答えしたいと思います。
ボイトレ習い始めたけど家でなにか練習したほうがいいの?

やっぱり少しでも早く上達するためにお家でもトレーニングしたいですよね。
これは歌が好き、この歌を歌えるようになりたい!という方なら誰しも思うのではないでしょうか。
ですが
実は最初のうちはあまりひとりで練習することはおすすめしません。
ボイトレは基本的に、
①今使っている声の癖を見極める
②伸ばしたい部分(高音、声量など)に関与している癖を取り除く
③癖を取り除いたニュートラルな声(本来声帯が持っている声)で歌う練習をする
④その声をベースに再び負担の少ないアレンジや表現をのせていく
このように段階を踏んでいくことが多いです。
先生によってアプローチは変わりますが、「歌をうまくする、声をよくする」というのは現状を変える、ということになります。
経験上、②番までは、一人で練習するほど出し慣れた「癖」に戻ってしまいやすいです。
特にこの段階で歌をつかってたくさん練習をすると、次のレッスンまでに前のレッスンの感覚が失われてしまう…なんてこともあるかもしれません。
歌は発声トレーニングよりずっと自己流になりやすいのです。
それではなにもできないのか。
というと、そうではありません。
ここでは、②番までの段階でもできることをいくつかご紹介します。
1 呼吸トレーニング
体験レッスンや初回のレッスンなどで、肺を広く使って呼吸するためのトレーニングがあるかと思います。
こちらも講師によってアプローチは様々です。
このトレーニングは声帯を動かしませんので、講師と一緒に呼吸法をやった時を思い出して鏡の前で練習することをおすすめします。
お家でもレッスンでもそうですが、感覚だけでやるよりも、鏡を見て視覚的に判断しながらやると効果があります。
スーっと歯の隙間から息を出し、吸う時はあまりお腹に吸おうと思いすぎないのがポイントです。
肺は両胸にあります。
多少肩が動いてもいいので、リラックスしてたくさん吸っていきましょう。
2 リップロールトレーニング
唇をブルブルっと震わせて発声するトレーニングです。
動画を検索してもらえばたくさんでてくると思います。
このトレーニングは声を出しますが、もし過剰に癖や力がかかった時、また息の量が適切でないとき、リップロールが止まって教えてくれます。
止まりはしなくても、音が小さくなってしまったり、止まりやすかったりしたら力んでいる可能性があります。
単音を出すのに慣れてきたら、ドレミレドなど音階でやってみたり、好きな曲のメロディーをリップロールでなぞる練習をするのもおすすめです!
リップロールが止まらないように発声していれば、自己流にならずに練習できます。
3 裏声トレーニング
これは裏声が出せる方限定にはなってしまうのですが…
高い方で裏声を出した後、裏のまま低い方へ下がっていく練習です。
発声の「癖」は主に喋り声で作られ、歌うようになってさらに強固になります。
つまり癖はほとんど地声に関わっていることが多いのです。
地声と裏声をバランスよく出せるようになると、ミックスボイスと呼ばれる芯のあるしなやかな裏声を目指せるのですが、
殆どの方が地声寄りの発声で生活しています。
このバランスを改善するためには、使っていない方を積極的に出すと効果的です。
裏声の出し方までレッスンが進んでいなかったり、そもそも裏声がまだ技術的に出せない、という方は、その段階が来てからをおすすめします。
また、普段から裏声ベースで生活している方もいらっしゃいます。
そのような場合、逆に地声を使っていくと声量が改善するなど効果が得られます。
いかがでしたでしょうか。
生徒様の声は十人十色、一概に「これをやっておけば大丈夫」というものはないのですが、
今回はトレーニングの中でも自己流に引っ張られにくいものをご紹介しました。
やる気はあるのに何をやっていいかわからない!という方は、ぜひ試してみてくださいね。
メアボーカルスクールは今年こそ忘年会を実施できないか、状況を見極めております…
生徒様同士がほとんどすれ違わない完全プライベートレッスンなので、イベンドで交流の機会を取り戻していきたいです!
さて今回は、始めたばかりの生徒様によく聞かれる質問にお答えしたいと思います。
ボイトレ習い始めたけど家でなにか練習したほうがいいの?

やっぱり少しでも早く上達するためにお家でもトレーニングしたいですよね。
これは歌が好き、この歌を歌えるようになりたい!という方なら誰しも思うのではないでしょうか。
ですが
実は最初のうちはあまりひとりで練習することはおすすめしません。
ボイトレは基本的に、
①今使っている声の癖を見極める
②伸ばしたい部分(高音、声量など)に関与している癖を取り除く
③癖を取り除いたニュートラルな声(本来声帯が持っている声)で歌う練習をする
④その声をベースに再び負担の少ないアレンジや表現をのせていく
このように段階を踏んでいくことが多いです。
先生によってアプローチは変わりますが、「歌をうまくする、声をよくする」というのは現状を変える、ということになります。
経験上、②番までは、一人で練習するほど出し慣れた「癖」に戻ってしまいやすいです。
特にこの段階で歌をつかってたくさん練習をすると、次のレッスンまでに前のレッスンの感覚が失われてしまう…なんてこともあるかもしれません。
歌は発声トレーニングよりずっと自己流になりやすいのです。
それではなにもできないのか。
というと、そうではありません。
ここでは、②番までの段階でもできることをいくつかご紹介します。
1 呼吸トレーニング
体験レッスンや初回のレッスンなどで、肺を広く使って呼吸するためのトレーニングがあるかと思います。
こちらも講師によってアプローチは様々です。
このトレーニングは声帯を動かしませんので、講師と一緒に呼吸法をやった時を思い出して鏡の前で練習することをおすすめします。
お家でもレッスンでもそうですが、感覚だけでやるよりも、鏡を見て視覚的に判断しながらやると効果があります。
スーっと歯の隙間から息を出し、吸う時はあまりお腹に吸おうと思いすぎないのがポイントです。
肺は両胸にあります。
多少肩が動いてもいいので、リラックスしてたくさん吸っていきましょう。
2 リップロールトレーニング
唇をブルブルっと震わせて発声するトレーニングです。
動画を検索してもらえばたくさんでてくると思います。
このトレーニングは声を出しますが、もし過剰に癖や力がかかった時、また息の量が適切でないとき、リップロールが止まって教えてくれます。
止まりはしなくても、音が小さくなってしまったり、止まりやすかったりしたら力んでいる可能性があります。
単音を出すのに慣れてきたら、ドレミレドなど音階でやってみたり、好きな曲のメロディーをリップロールでなぞる練習をするのもおすすめです!
リップロールが止まらないように発声していれば、自己流にならずに練習できます。
3 裏声トレーニング
これは裏声が出せる方限定にはなってしまうのですが…
高い方で裏声を出した後、裏のまま低い方へ下がっていく練習です。
発声の「癖」は主に喋り声で作られ、歌うようになってさらに強固になります。
つまり癖はほとんど地声に関わっていることが多いのです。
地声と裏声をバランスよく出せるようになると、ミックスボイスと呼ばれる芯のあるしなやかな裏声を目指せるのですが、
殆どの方が地声寄りの発声で生活しています。
このバランスを改善するためには、使っていない方を積極的に出すと効果的です。
裏声の出し方までレッスンが進んでいなかったり、そもそも裏声がまだ技術的に出せない、という方は、その段階が来てからをおすすめします。
また、普段から裏声ベースで生活している方もいらっしゃいます。
そのような場合、逆に地声を使っていくと声量が改善するなど効果が得られます。
いかがでしたでしょうか。
生徒様の声は十人十色、一概に「これをやっておけば大丈夫」というものはないのですが、
今回はトレーニングの中でも自己流に引っ張られにくいものをご紹介しました。
やる気はあるのに何をやっていいかわからない!という方は、ぜひ試してみてくださいね。
使っていい声?だめな声? 
10/15
大型の台風19号が過ぎ、被害のあった地域はまだ大変な日々が続いているようです。
メアボーカルスクールのある柏市は、幸い大きな被害なく、通常通り開校しております。
日曜日は休講となっておりましたため、振替のある方は、レッスンやメールにて講師とご相談くださいませ。
よく生徒様から、「この声は使っていい声ですか?だめな声ですか?」と質問をもらうことがあります。
ボイトレでは、喉の状態、響きの位置などアドバイスをしながら声を出していくので、普段自分が使っていた音について、そのような疑問を持たれることが多いようです。
使ってはいけない「声」はない
多くの方がポップスの上達を求めて、当スクールにいらっしゃいます。
新しい表現が重視されるポップスの世界では、どのような声も「個性」と言えます。
もちろん、喉をぎゅっと締めて響きもつまっていれば、マイクのりが悪くなります。
そのような場合は、同じ声質であっても、息の送り方、支え方など、発声の効率を向上させる必要があるかもしれません。
ただ、「こういう声は使ってはいけない」というルールはありません。

「個性」は誰かに習って習得できるものではなく、それを教えようというのも難しいものです。
では、ボイストレーニングとは何か、今一度考えてみます。
自分の声のニュートラルを見つける
前述したように、ボイストレーニングで「個性」を習うのはなかなか難しいことです。
ボイストレーニングというのは、多くの場合、その個性の部分以外、つまり、声に色や効果をかけない「ニュートラル」な状態をいかに向上していくかという目的を持っています。
声を診断するとき、個性、つまりは歌うときの「癖」をできるだけ取り払ってみます。
すると、実は声帯のほとんどがうまく使えず細い声しか出なかったり、そもそも癖を無くした出し方が分からなかったり、
声帯の能力のどれくらいを発揮できているかがわかりやすくなります。
ボイストレーニングでやるトレーニングのほとんどは、即効性を求めていません。
喉、顎、舌、口周りの癖や力みを抜いてニュートラルな声を向上させていくことで、
徐々に、普通に歌ったはずの歌で、
・出しにくかった部分が楽になっている。
・裏声にパワーが出て地声と切り替えても遜色なく歌える
・言いにくかったフレーズの滑舌が改善し、歌詞が伝わるようになる
・頑張って歌わなくても声量がでる
など、少しずつ感じるようになってきます。
レッスンの中では、トレーニングで使う声をそのまま歌唱に活かす練習もありますが、
スポーツの素振り練習のように、実際には使わない声でトレーングすることもあります。
非常に地味な練習もありますが、地道に続けている方は効果が現れます。
ぜひ、ご自身の声の変化を楽しみながら、続けてみてくださいね。
メアボーカルスクールでは新規生徒様随時募集しております。
土日は大変込み合っておりますが、ご相談くださいませ。
また、私代表のレッスンをご希望の方は、体験時にお申し付けください。
指名料や空き時間など詳しくはお問い合わせくださいませ。
洋楽に挑戦するメリット 
03/30
だいぶ春らしい季節になってきましたね。
メアボーカルスクールがある柏もすでに桜が散って、気持ちのいい気候が続いています…^^
ただし、花粉さえ、いなければ…
という方も、多いかもしれませんね^^
さて、今日は課題曲についてお話したいと思います。
メアボーカルスクールに通っている生徒様も、他のスクールでレッスンを受けている方も、
メインの発声練習の他に課題曲というものを決めて、曲で声を生かしていく練習をしていると思います。
今回おすすめするのはずばり、洋楽です!
先生によって方針は星の数ほどあるかと思いますが、
はじめから洋楽だと構えてしまう方が多いので、レッスンではなれてきた頃にご紹介しています。
多くの日本人が苦手とする、「滑舌」と「リズム」の上達にとても有効なので、ぜひ試してみてくださいね。
洋楽のメリット① 母音と子音の発音が向上、滑舌が良くなる
洋楽というのは、声は母音、言葉は子音によって生まれているというのを、とてもよく意識することできます。
メアのHPの「滑舌」でも触れていますが、日本語のローマ字を見てみると、子音の後には必ず「母音」がセットになります。
実際発音するときには子音だけになるものもあるのですが、母音と子音が別々であるということを、小学校で教えてもらった人はいないと思います。
それくらい、日本語は曖昧な発音でなんとかなっている言語なのです。
歌詞でよく出てくる「愛してる」というフレーズで、「あいしてる」の「し」の音は、子音「Sh」のみで構成されます。
しかし歌になると、メロディを正しく歌おうと意識するあまり、途端に「Shi」と発音してしまうケースが多くあります。
子音だけでいいところに母音を入れてしまうことで、歌いにくくなり、
聞き手からすると、なんだか感情のこもっていない、機械的な歌い方に聞こえてしまったりします。
英語には、この「子音だけ」の発音がものすごくたくさんあります!
また、日本語より子音と母音の数が多いのも、英語の特徴です。
口の中を自由にコントロールすることは、歌の上達に大変重要なので、英語の発音が苦手、という方ほど、
じっくり練習することで確実にレベルアップが期待できます。
★OPEN ARMS / Journey
まずはボイトレの基本となるロングトーンのイメージを掴むのに、とても有効な曲です。
歌詞のはまり方もそんなに早くないので、英語が苦手な方でもしっかりと発音の練習ができます。
ハードロックバンドのバラード然とした、ゆったりとした三拍子の曲ですね^^
日本語の曲を歌っているとなんとなく流れてしまいがちなグルーブを、英語で歌うことでしっかりと体感できます。
洋楽のメリット② リズムとグルーヴ感が良くなる
英語には「音節」というものがあり、単語の中にもリズムがあります。
短い単語同士がつながることで生まれるリズム、長い単語の中でもこの音節でリズムが生まれます。
メロディの抑揚は、この音節に沿うように作られていることがほとんどです。
日本語にも言葉にイントネーションが存在しますが、単語のもつ抑揚とメロディの抑揚が別のところにあることが多く、
実は歌としては難易度が高かったりします。
★Overjoyed /Stevie Wonder
言わずとしれた名曲ですね^^
短い単語が伸びたり、メロディに対して単語がおもしろいハマり方をしている曲です。
この曲を通して、単語のもつリズムを感じてみてください。
また、スティービー・ワンダーのもったりとした発音をコピーすることで、舌のコントロールをより深めていくことができます。
歌は個性が大切ですが、インプットなくしてアウトプットは生まれません。
ぜひ、「完コピ」を目指して練習してみてください。
洋楽のメリット③ 音程が正確になる
音程とリズムは密接に関わっています。
正しい音が出せても、正しいタイミングで出せなければそれは「音を外した」と同じことです。
どのようなリズムでどのように音が変化しているのか一音一音を正確に聞き取ることが、音程の向上につながります。
耳のトレーニングにも近いですね。
自分の声を自分の耳で、いかに正確に判断、コントロールできるかで歌のうまさは確実に左右されます。
★End Of The Road / Boyz Ⅱ Men
最後にご紹介するのは、三連符で、なおかつフェイクの多い、難易度高めの曲です。
うっかりするとゆったり四拍子でリズムを感じてしまいそうになりますが、タ、タ、タ、という三つのリズムが繰り返されています。
一聴して自由になんのルールもなくメロディや語尾を動かしているように聞こえるかもしれません。
しかしこの三連を意識すると途端に、リズムにすべてかなっているんだということがわかります。
(それでも、もたり、はしりを多様して、うねりがでるようかなり崩されています)
こちらもぜひ、まったく一緒でなくてもいいのでコピーに挑戦してみてください。
リズム感、音感強化の最終段階として、少しむずかしいのですが挑戦してみると、
いままで今ひとつカッコがつかなかったEXILEなど日本語のリズムソングが、ぐっと洗練されたものになります。
もちろん、リズムを練習した効果はポップスやロックにも現れます。
いかがでしたでしょうか^^
最後のEnd Of The Roadは、生徒さんがどうしてもやってみたい!ともってきてくれた曲で、
これが想像以上の上達に繋がりました。
ボイトレというのは、生きてきた年数分使ってきた声帯のクセを、短い期間で歌に適した使い方へ修正していくことです。
20年なら20年分のクセを、30年なら30年分のクセを修正していきます。
人生において偶然良い声帯の使い方をしてきた方をのぞいて、地道な道のりは数年に至ることがほとんどです。
いつもと違う言語をつかうことで、少しだけそのクセが出にくくなる近道になります。
英語は苦手だからちょっと…と避けていた方は、ぜひ挑戦してみてくださいね^^
当スクールにお問い合わせいただければ、英語の曲に強い講師をご紹介いたします。